スウェーデン語で「家へ帰る」と「家にいる」と言いたいとき。
「家へ」と、「家に」は、違う単語を使います。
「え?どういうこと?」
と思われた方は、ぜひ最後までお読みください。
今回の記事では、スウェーデン語の場所を表す副詞について、英語と比べながら解説していきます。
場所を表す副詞
スウェーデン語で場所を表す副詞とは、例えば「ここで」「そこへ」...などのこと。
英語で言うと、hereやthere...などにあたるかと思います。
スウェーデン語と英語は言語的に近く、文法も似ているところがありますが(ゲルマン語属)
ちょっと違うところもあります。今回の場所を表す副詞は、英語と比較しながら見ていきます。
英語と比較
4つの例文を英語と比較してみましょう。
②ここにいるよ
🇬🇧I'm here!
🇸🇪Jag är här!
①ここへ来て
🇬🇧Come here!
🇸🇪Kom hit!
④家にいる。
🇬🇧I stay home.
🇸🇪Jag stannar hemma.
③家へ帰ってる。
🇬🇧I'm coming home.
🇸🇪Jag kommer hem.
英語では、①②「ここへ」「ここに」どちらも"here"、③④「家へ」「家に」どちらも"home"を使っているのに対し
スウェーデン語は①「ここへ」"hit"②「ここに」"här"、③「家へ」"hem"④「家に」"hemma"と、違う単語を使っています。
地点か目的地か
上記例のような場所を表す副詞は、スウェーデン語では「地点」か「目的地」かで、使い分けます。
「静的」か「動的」か、という説明の方がわかりやすいという方もいるかもしれません。
「地点(静的)」は、その位置を示します。
動かないでそこにいるようなイメージをすると、わかりやすいかもしれないです。
Jag är här.「ここにいる」
Jag är hemma.「家にいる」
Jag är ute.「(建物などの)外にいる」
Jag är inne.「(建物などの)中にいる」
「目的地(動的)」は、その目的地に向かって動くようなイメージ。
Kom hit!「ここへ来て」
Jag går hem.「家へ帰る」
Jag går ut.「(建物などの)外へ出る」
Jag går in.「(建物などの)中へ入る」
前置詞は使わない
スウェーデン語には、"till"「〜へ」という前置詞があります。
例えば「〇〇へ(徒歩で)行く」というときには、この"till"「〜へ」という前置詞を使って
例:Jag går till butiken.「お店へ行く。」
となります。(〇〇には、場所の名前が入ります。)
ですが、「家へ帰る」「そこへ行く」という、今回ご紹介した副詞を使うときは
Jag går hem.
Jag går dit.
と、目的地(動的)に使う場所の副詞に、"till"は使いません。
また、地点(静的)に使う副詞に"till"を使うこともありません。
×Jag går till dit.
×Jag går till där.
(※↑の間違いは、ネイティブにはかなり違和感があるみたいのでご注意ください。)
「地点」と「目的地」とで使い分ける副詞一覧
代表的なものをご紹介します。

覚え方のコツ
私が学校で教わった、覚えるコツ
長い方が「地点(静的)」
短い方が「目的地(動的)」
というもの。
そこに、私の個人的な推測を当てはめてみます。
目的地(動的)の方は、誰かに指示を出すのに使うことがよくあります。
"Kom hit nu!"「今すぐここへきて!」
指示を出すとなると、焦っていることもあるでしょう。短い方が合理的ですよね。
なので、短い方(hit、dit、hemなど)→目的地「〜へ」
と覚えました。あくまで憶測ですが、もし覚えやすければ。
まとめ
スウェーデン語の場所を表す副詞について
「地点(静的)」と「目的地(動的)」での使い分け方、代表的な副詞などご紹介しました。