「…え?なんて言ったの?」
せっかく単語を覚えて発音しても、ネイティブからこう言われたら不安になりますよね。
今日は、日本人が聞き分けにくい母音"i"と"y"の違いを解説します。
これを知っているだけで、ぐっと伝わるスウェーデン語が話せるようになりますよ。
"i"と"y"とは
実は、この2つの母音の読み方を無理やりカタカナで書きますと、どちらも「イ」になります。
(※スウェーデン語単語の本などでは「ュ」と表現している場合もあります。私には「ィ」に聞こえるのと、発音としてはどちらも口の中で「イ」という音を出すのでこう表現しました。)
とっても聞き分けがやっかいな母音です。
"i"
まず、"i"の発音の説明から。
スウェーデン語の母音には、長音と短音があります。母音"a"の記事でも説明しました。
"i"の発音、特に長音は日本語の「イ」よりも口をぐっと横長にします。
子どもが「いーだ!」って口を横に広げているイメージですかね。
音としては、口の中では前の方で発音されます。
日本語の「イ」もそうですよね。
短音の方もやはり口は横長になります。けっこうハッキリ発音されていると思います。
特にストックホルムだと、ハッキリ発音しないと通じにくいかもですね。
ストックホルム(都心部)の方言は、標準語とはまた少し違って、"i"だけじゃなく他の音もかなりハッキリ強く聞こえます。初心者には聞き取りがしやすいですよ。
"y"
注意が必要な発音がこちらの"y"。
慣れない方だと、聞いただけでは"i"と"y"の違いはわからないかもしれません。でも、ネイティブにとっては、この2つは全く違う音になります。
聞き分けられないのに、どうすれば正しく発音できるのでしょうか?
これ実は、押さえるべきことはたった1つだけなんです。
これだけ意識すれば、発音が劇的に改善します。
それが、「口の形」
口をすぼめるということが意識できればいいのです。
"i"は口を横長にして「イ」と発音しましたね。
"y"は口をすぼめて、いわゆる「たこの口」で「イ」というだけです。
たったこれだけで、ぐっと伝わるようになりますよ。
簡単ですよね。簡単なんですけど、意識できなければ伝わる発音にはなりません。
日本人が誤解しやすいポイント
コツを知らないまま、日本人(日本語話者)が"y"の音を聞くと、日本語の小さい「ュ」や小さい「ィ」のような音に聞こえてしまうかと思います。
でも、日本語の「ィ」では"y"にはなりませんし、音としても「ュ」ではなく、出したい音は「イ」なんですよね。「イ」を、口をすぼめて発音するので、結果論として「ュ」のように聞こえるだけなんです。
口をすぼめて「イ」の音を出すようにすることで、正しい"y"の音になるのです。
特に"y"が頭にくる"yrke"「職業」や"yngre"「〜より若い」は日常でもよく使い、正しく発音しないと伝わりませんから、発音のポイントはしっかり押さえたいですね。
ネイティブの発音
Podcastでも説明しています。ネイティブの発音を聞きながら学習したい方はこちら
まとめ
"i"と"y"の発音、そして注意すべき"y"の発音のコツをお伝えしました。
"y"は、「たこの口」で「イ」と発音すること、意識してみてくださいね。